①レンズにはお客様のニーズに合わせて様々な種類がございます。
単焦点レンズ、遠近両用累進レンズ、中近両用レンズなどお客様の処方箋に合わせて最適なレンズ選びをご提案させて頂きます。

日差しの強いカリフォルニアでは紫外線や可視光線によって色の変わるレンズは大変人気です。また室内で透明の状態でも34%、Blue lightカットが出来るので室内外で目の保護をしてくれます。


  


②さて、レンズの薄さを決める指数がレンズの屈折率です。この数字が大きくなればなるほどレンズの厚みは薄くなります。通常位のレンズは1.50です。一番薄いレンズには1.74 WAS(両面非球面)というレンズがあり、レンズ外面と内面を非球面にしたこのレンズは周辺部分のゆがみを最大限になくし、最大限薄く仕上げています。特に強度数の方にはお勧めです。

又、遠視の方の場合は屈折率と共にメガネフレームの大きさがかなり影響します。レンズ外径が小さければ小さいほどレンズは薄く出来上がりますので我々に相談して頂ければ最適のフレームをお探しします。また、最近ではFree Formという設計でフレームの形と度数に合った最適なレンズをおつくりするオーダーメイドレンズも人気です。

また、近年、スマートフォンの普及で近用作業が増え、ブルーライトに照射される機会が増えることでの眼精疲労も増えております。目の疲れをいかに少なくするかを考えられたMedia Opticsという新しいレンズが生まれました。レンズの中心から少し下の部分に遠用度数より少し手前でピントの合う度数を配置することで近用作業がより楽にできるレンズです。年齢は20~40代の方に向いています。その他、様々なニーズに対応できるレンズが出てきておりますので、どうぞご遠慮なくご相談下さい。





③特に遠近両用レンズのご購入はより慎重に時間を掛け、初めての場合はトライアルレンズにてにて見え方の確認をお勧めしています。また、PC作業には最適な中近両用レンズという選択肢もございます。お仕事の効率UPと疲れを最小限に抑えるためにお気軽にお声をおかけ下さい。

一旦、遠近両用レンズに慣れてしまえば、遠用も近作業も楽にできます。ただ、仕事内容や度数によっては違うレンズの方が良い場合もございます。お客様に最適なものを選ぶためにも趣味や仕事内容などもお話していただけるとより良いものが選べますのでお気軽にご相談下さい。





④レンズのコーティングもかなり種類が増えてきました。防汚コートや水滴をはじくコーティング(Hydrophobic AR Coat)のおかげでレンズ表面の撥水性を高め、簡単に汚れが落とせるようになり、耐久性も増してきました。また、最近話題のパソコンなどのLED画面からでる青色光(ブルーライト)を効果的にカットできるレンズコーティングも人気です。(この青色光は長時間の照射で、目の疲れや網膜に悪影響を与えるといわれています。

2024年1月、HOYAから最新のレンズコーティングが発売になりました。EX4 MEIRYOは従来のレンズよりも2.5倍の傷つきにくさ、撥水コート、防汚コート、レンズ内面に反射したUVをカット、耐熱加工を施し、光の反射を最小限に抑えております。従来のグリーンの反射光と違い、若干ブルーっぽい色合いの反射になります。




⑤Blue Stop レンズはPCモニターや携帯の画面からでる目に刺激の強い青色光(Blue Light)を効果的にカットし目の疲れを安らげてくれます。一般的なブルーライトカットのレンズよりもカット率も高くレンズの反射光もグリーンで透明度も高く見た目も自然です。紫外線もカットしているので日常のあらゆる場面で目を保護してくれます。勉強や仕事でコンピューターを使われる方にはお勧めのレンズです。レンズは単焦点のみで1.56、1.59、1.67の3種類の高屈折レンズから選べます。通常納期は1~2日で納品できます。

また、1.59&1.67素材では紫外線を吸収すると透明から濃いグレーに変わるPhotochromic Lensもございますので、外出時の太陽光のまぶしさもカットしてくれます。

1.56素材では黄色から濃いグリーンに変わるものがございます。こちらは夜のドライブで対向車のライトの軽減やナイトスポーツでの眩しさの軽減に非常に役に立ちます。
 
Blue Stop Drive photochromic lens




⑥レンズの値段

単焦点レンズは一組$50から作成できます。バイフォーカルは$120から、又、累進多焦点レンズは$180から作成できます。
もちろん、度数によっては適応できない場合もございますし、レンズの厚みをどうしたいか、フレームの種類、形状によっても変わってきます。レンズには様々なオプションがございますので、一概にいくらとは言い切れません。処方箋をお持ちいただければ詳しく説明いたします。

当店では現在、フレーム込みで$98からのお買い得なコーナーも用意しております。
また、上記のBlue Stopレンズとのセットでも$188からお買い求めいただけます。

⑦フレーム&レンズカーブ
一般的にはあまり気にされない方も多いかと思いますが、フレームのフロントカーブによって選ばれるレンズも変わってきます。


写真のようにLens Clockまたはカーブゲージと呼ばれる計測器でカーブを測定します。それぞれのフレームによりカーブが異なります。左から、9.5、5.5、4というように数字が大きいものはカーブが大きく顔を取り囲むような傾斜で9.5 カーブ。サングラスに多い。又、一般的なブランドフレームは真ん中の5から6カーブというものが多いです。また最近ではサングラスでも湾曲の少ない4カーブが出てきました。アジア系の顔立ちの方には4カーブが最適です。一般的な日本製フレームは4カーブで出来ています。非球面レンズなどを入れる場合はこの4カーブでないとうまくフィットしません。

次にレンズのカーブです。

上記のようにレンズカーブがLens Clockによって同じように計測できます。
左端の一般的なCR39という素材はカーブが大きく、弱い度数や+度数では5~6カーブとなっております。(ここでは在庫レンズの話です。オーダーメイドではカーブは変えられます。)同じ度数でも1.59や1.60の屈折率の高いものではこれよりカーブは小さくなります。また、近視のマイナス度数が強くなればなるだけレンズカーブは小さくなります。

高屈折レンズになれば同じS-4.00でも高屈折1.60球面レンズで4カーブ(中央写真)と高屈折1.67非球面で1.5カーブ(右端写真)と大きくカーブの違いが出ます。

フレームカーブとレンズカーブに差が出れば出るほど、きれいな仕上がりにはなりません。最適なフレーム、レンズ選びをしましょう。



さて、アメリカで手に入るブランドフレームの多くは、6ベースが使用されています。また、ブリッジ幅も広く鼻あても出っ張りが少ないです。



上記が6ベースで比較的レンズ面に傾斜が強くフロントカーブが傾斜しております。基本的にはこちらのフレームにレンズを入れるとなると6ベースで作成したレンズはピッタリはまりますが、もし度の強いレンズの場合、レンズカーブがフラットになりS-4.00 を超えてくるレンズは不向きとなります。

レンズがフラットなものを入れると上記のようにテンプルも開いてしまい不格好で掛け具合もよくありません。このようなフレームを選ぶ場合は、レンズも限られてしまいます。

当店で取り扱う日本製フレームは、ほとんどが4ベースになっており鼻あても大きめ、ブリッジも短めです。かなり日本の方には掛けやすい仕上がりになっております。

4ベースは上記のような形状になっております。こちらのフレームはかなり強い度のレンズを入れてもほとんど型崩れなく、きれいに仕上がります。

度の強い方はより慎重にフレームも選びましょう。









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